図書館のおすすめ
タイトル | イザベラ・バードと侍ボーイ(集英社文庫) |
---|---|
著者 | 植松三十里/著 |
出版社 | 集英社 |
発行年月 | 2024年2月 |
請求記号 | 913.6/ウエ |
『ふしぎの国のバード』(佐々大河,KADOKAWA 既刊12巻)を読んだことはありますか? 今から150年以上前に江戸から蝦夷への街道を旅した英国人女性冒険家、イザベラ・バードが書いた『日本奥地紀行』という紀行文をもとに漫画化した作品です。 元となる『日本奥地紀行』は、日本の西洋化が始まったころの中心地から離れた、日本の地方・農村部の生活や文化を外国人の目を通して描かれた貴重な民俗学の資料です。 維新後の明治11年、日本に遠くイギリスから来日したイザベラ・バードと共に、横浜から函館までの2か月に及ぶ旅をした通訳兼ガイドのイトーこと伊藤鶴吉。 この小説はバードとイトー、2つの視点で描かれるもう一つの『日本奥地紀行』です。 ちなみに伊藤鶴吉は、実在した横須賀出身の下級武士の息子で、この後横浜でガイド組織の設立に携わり、国賓の通訳などで活躍しました。 伊藤鶴吉|近代日本人の肖像 | 国立国会図書館 (2025年9月記)
|